産学官建設技術交流会とは

産学官建設技術交流会は、九州における産業界、大学等、及び行政の関係者がオープンな形で集い、情報交換、意見交換等の活動を通じ、建設分野における新技術の開発、活用、普及の推進並びに産学官で共有する技術課題の克服等に寄与することを目的として設立された組織です。
産学官で協働の事務局を構成し、各機関等からの研究発表や共有する技術課題の意見交換等を中心とした交流会を年4回程度開催しております。

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話題提供

橋をめぐる今日的話題と対応について

山川氏は「橋をめぐる今日的話題と対応について」と題して、全国の橋梁を直轄、自治体に分けて現状を説明されました。全国自治体の内、橋梁点検を行っている自治体は 1 年半前に 10%だったのが H22 年 3 月では62%と大幅に増加しており、平成 24 年度に 100%を目指しているそうです。地方自治体では予算が確保できず点検できない状況だったが交付金の導入により改善しているそうです。より深刻な問題は技術者不足であり、九州地方整備局では橋梁技術講習会を地域で開催しているとのことです。全国的な今後の対応としては、標準化した点検の確立や全国的な橋のデータベース共有化、アセットマネジメントの確立、行政の持つ技術力・専門力の維持向上が必要と言われています。

九州地方整備局 道路部道路保全対策官 山川 武春氏