「維持管理に関する設計コンサルタントの対応 -社会資本の長寿命化に向けて-
愛敬氏は建設コンサルタントの立場で社会資本の維持管理について述べられました。インフラの維持管理では、点検結果だけでなく詳細調査結果や補修設計の結果、工事の結果をデータベースとして残すことが非常に重要であると述べられました。予防保全でコンサルタントが行うべき事はコスト縮減であり、自治体の体力に配慮しながらLCCの設定を行う必要があるとのことです。すなわち、コンサルタントは長期にわたって実現可能な点検を提案することです。また、誤診を避けるため学識者との相談体制構築や技術者教育、勉強会の定期開催、新技術活用の提案なども必要と考えられています。最後に、維持管理に関しては、耐震性能の向上や最新基準への適用など総合的な設計を提案して生きたいとのことです。
中央コンサルタンツ㈱ 福岡支店 愛敬 圭二氏