産学官建設技術交流会とは

産学官建設技術交流会は、九州における産業界、大学等、及び行政の関係者がオープンな形で集い、情報交換、意見交換等の活動を通じ、建設分野における新技術の開発、活用、普及の推進並びに産学官で共有する技術課題の克服等に寄与することを目的として設立された組織です。
産学官で協働の事務局を構成し、各機関等からの研究発表や共有する技術課題の意見交換等を中心とした交流会を年4回程度開催しております。

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話題提供

福岡市職員向けの道路橋補修教本の作成

福岡市(宮本)

 宮本氏は,福岡市の道路橋の現状とアセットマネジメントについて紹介されました。福岡市が管理する道路延長は約3,800kmで,管理橋梁数は全体で2,100橋あるそうです。83%が15m未満の小規模橋梁であり,75%が1960年代から70年代にかけての高度経済成長期に建設されているとのことです。福岡市はアセットマネジメント推進部を設立し,全庁的にアセットマネジメントを推進しています。道路下水道局では学識経験者を交えた委員会を作り,橋梁の長寿命化修繕計画などを検討しており,道路橋補修教本を作成して市職員のスキルアップを図っているとのことです。今後の展開として,新技術の積極的な導入や橋梁の耐震対策、補強対策に関するマニュアルの作成も検討したいとのことです。

福岡市道路維持課   宮本 能久氏