地場建設業の元気回復と人材育成
谷村氏は、昨年度から関わってこられた「建設業と地域の元気回復事業」「建設業人材確保・育成モデル事業」について紹介されました。前者は、国土交通省の予算で建設業のノウハウを生かした地域の活性化と、建設業の再生を図る試行的事業を助成するものであり、104件採択されたうち、長崎県関連は6件もあり、各提案に共通することは①建設業の人材、技術、機材が生かされている②着眼点が個性的である③他業種との連携や自治体の支援体制があることだそうです。人材確保・育成モデル事業は、建設技術者・技能者を実践的な指導を通じ育成するもので、整備局、県、協会、大学などが関わっているとのことです。「無駄と失敗は大切」、「高い技術も低い技術も必要」、「競争よりも協働」で締め括られました。
九州建設業協会会長 谷村 隆三氏