産学官建設技術交流会とは

産学官建設技術交流会は、九州における産業界、大学等、及び行政の関係者がオープンな形で集い、情報交換、意見交換等の活動を通じ、建設分野における新技術の開発、活用、普及の推進並びに産学官で共有する技術課題の克服等に寄与することを目的として設立された組織です。
産学官で協働の事務局を構成し、各機関等からの研究発表や共有する技術課題の意見交換等を中心とした交流会を年4回程度開催しております。

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話題提供

九州新幹線松原線路橋 下部工回転施工と上部工曲線送出し

九州旅客鉄道株式会社施設部 加藤 勇気 氏

 加藤氏の話題は、鹿児島本線及び久大本線の上空を交差して渡る橋長1243mの線路橋において、下部工及び上部工の施工方法についての報告でした。下部工では、狭隘な施工ヤードと回転台の位置などの施工面の問題と、大型クレーンを使用することによる費用面の問題により、「横梁回転工法」が採用されました。上部工においては、クレーン架設や横取り架設では狭隘な施工ヤードや桁重量の問題により、工程や経済性は不利と予測されましたが、「縦取り架設」を採用されました。今回の工法を採用した結果、下部工16橋脚は無事に完了し、現在は上部工の送り出しを施工されています。

九州旅客鉄道株式会社施設部 加藤 勇気氏