産学官建設技術交流会とは

産学官建設技術交流会は、九州における産業界、大学等、及び行政の関係者がオープンな形で集い、情報交換、意見交換等の活動を通じ、建設分野における新技術の開発、活用、普及の推進並びに産学官で共有する技術課題の克服等に寄与することを目的として設立された組織です。
産学官で協働の事務局を構成し、各機関等からの研究発表や共有する技術課題の意見交換等を中心とした交流会を年4回程度開催しております。

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お知らせ

~「新技術利活用促進」に関しての意見交換~

意見交換会の様子

 今年度第1回目の意見交換会は、九州大学の善先生を座長に産学官4名の方をパネリストに招き「新技術の利活用促進」に関するテーマのうち「NETISの制度」、「技術開発者に対するインセンティブ」について議論がなされました。

 産からの意見としては、「新技術の開発にはコストがかかるので、開発コストを回収できる仕組みを整備してほしい」、「総合評価におけるNETISの位置付けとして、開発中や申請中などの準備中の技術についても加点対象としてはどうか」、「実際に新技術を使用した現場の声をNETISの中で反映させるべきだ」などがありました。

 学からの意見としては、「新技術の開発や採用を促す仕掛け作りが必要だ」、「財政が厳しいからコスト縮減という考え方はやめるべきだ」、「誰が何を基準にどう評価したのか透明化にするべきだ」などがありました。

 一方、官からは、インセンティブについて「現在、総合評価方式や工事成績評定において加点を行っている」、「評価会議等によって有用な技術と認められた場合、設計比較対象技術や活用促進技術といった位置付けをしている」などの解答がありました。NETISの制度については、整備局より今後評価情報の充実を図るため、活用効果調査表の作成と回収の徹底や、年4回の評価会議を確実に行うなど、改善策が示されました。

 今回の意見交換では、それぞれの立場で忌憚のない意見が出され、非常に有意義な場であったと思われます。

意見交換会資料